郡山地酒会の紹介

郡山地酒会は郡山市の酒販店グループ郡山地酒会とJA郡山市が共同企画をし、地元の蔵元に醸造依頼して誕生したものです。

この郡山地酒会の商品について語る時、郡山市の歴史抜きには語れません。今から百二十年以上前の明治十一年、郡山市は人口五千人余の宿場に過ぎませんでした。時の明治政府は殖産興業と失業した士族の救済のため士族授産として、安積開拓と猪苗代湖より灌漑用水を引く疏水工事に踏み切りました。この呼びかけに遠く九州の久留米、四国の高知、松山、中国地方の鳥取、岡山等の各藩の士族が入植しました。

入植者達は風雪の強い東北の荒地に豊かな生活と浪漫を求めて海路陸路を継ぎ到着し、その数は二千五百人にも上りました。しかし、刀を鍬に替えた開拓者の生活は大変苦しいものでしたが原野の開拓に励み水田を開き今日の安積平野の礎を築き、今では市の部でトップクラスの米の収穫を誇る郡山市の発展の源となりましたその郡山産米を原料にしてできたのが、郡山地酒会の商品です。

温故知新と申しますが、豊かな自然の恵みをもとにした郡山地酒会の商品を賞味される時、故き時代の先人の偉業を知っていただけば、郡山っ子の私達の喜びとするところです。


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